紀南遊嚢(読み)きなんゆうのう

日本歴史地名大系 「紀南遊嚢」の解説

紀南遊嚢
きなんゆうのう

三冊 坂本天山著

成立 寛政一一年

写本 国立国会図書館

解説 信州高遠藩士坂本天山が寛政一〇年冬から翌年春にかけて太地浦の鯨漁をみる目的南紀を訪れた折の紀行。当時の鯨漁の様子や、観漁の間に巡った熊野三山の様子が具体的に知られる。なお天山は寛政一一年の正月は那智権現で迎えている。

活字本熊野太地浦捕鯨史所収

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android