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紅夷外科宗伝 こういげかそうでん

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世界大百科事典 第2版の解説

こういげかそうでん【紅夷外科宗伝】

楢林鎮山(ならばやしちんざん)(栄休)が編纂(へんさん)した洋方外科書(未刊)。フランスのA.パレの外科全書の蘭訳本をもとに中国系外科書の構成を採り入れ,また他の蘭書あるいは長崎出島蘭館医ホフマンの口授を加味している。貝原益軒の序(1706∥宝永3)があり,仕掛書,金瘡(きんそう)書,金瘡跌撲(てつぼく)図,油之書,膏薬書から成る。楢林塾で代々教材に使われた。本書の金瘡書,金瘡跌撲図と内容がほとんど一致するものに,西玄哲の《金瘡跌撲療治之書》(1735稿)と伊良子光顕の《外科訓蒙図彙(きんもうずい)》(1769)があり,その成立にオランダ人口授が関与していることを推定させる。

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世界大百科事典内の紅夷外科宗伝の言及

【楢林鎮山】より

…将軍綱吉や筑前黒田侯からの招きにも応ぜず在野の医業をつらぬいた。著書にフランス人A.パレの外科書の蘭訳本(1649)をもとに蘭館医ホフマンほかから学んだ知識を加えて編述した《紅夷外科宗伝》がある。【宗田 一】。…

【パレ】より

…彼は博愛心に富み,経験を重んじ,謙虚で,〈われは処置し,神はいやしたもう〉の名言をのこした。解剖学,伝染病論,産科学などにも及ぶその業績の集大成《パレ全集》は75年の初版以来10版を重ね,一部が蘭学時代に楢林鎮山(ならばやしちんざん)によって抜粋され,《紅夷外科宗伝》としてまとめられた。【古川 明】【二宮 敬】。…

※「紅夷外科宗伝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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