紅葉を散らす(読み)モミジヲチラス

デジタル大辞泉 「紅葉を散らす」の意味・読み・例文・類語

紅葉もみじら・す

恥ずかしさや怒りなどで顔を赤らめる。
「顔に―・し畳をたたいて怒鳴り立つれば」〈鉄腸・花間鶯〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「紅葉を散らす」の意味・読み・例文・類語

もみじ【紅葉】 を 散(ち)らす

  1. 恥ずかしさや怒りなどで顔を赤くする。顔に紅葉を散らす。
    1. [初出の実例]「顔に紅葉を散して、うたひかねつつうちうつふひてゐたりけり」(出典:幸若・伏見常槃(室町末‐近世初))
    2. 「双六で紅葉をちらす妻と妾」(出典:雑俳・柳多留‐八五(1825))

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