索莫(読み)さくばく

精選版 日本国語大辞典 「索莫」の意味・読み・例文・類語

さく‐ばく【索莫・索漠】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動タリ ) もの寂しい様子。荒涼として、気の滅入るようなさま。
    1. [初出の実例]「索莫唐朝寺、昔人今已非」(出典:岷峨集(1313‐28頃)下・宿鹿苑寺)
    2. 「索寞たる孤独を感じて」(出典:忠直卿行状記(1918)〈菊池寛〉五)
    3. [その他の文献]〔李白‐贈范金卿詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

春闘

春の時期に労働組合が一斉に賃上げ、労働条件の改善に関する交渉を行なうこと。欧米では、産業別に強力な労働組合が存在し、それらが労働条件改善への闘争を繰り広げて成果を得てきた。だが、日本では企業ごとに労働...

春闘の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android