孤独(読み)コドク

デジタル大辞泉 「孤独」の意味・読み・例文・類語

こ‐どく【孤独】

[名・形動]
1 仲間や身寄りがなく、ひとりぼっちであること。思うことを語ったり、心を通い合わせたりする人が一人もなく寂しいこと。また、そのさま。「孤独な生活」「天涯孤独」
2 みなしごと、年老いて子のない独り者。
「窮民―の飢ゑをたすくるにも非ず」〈太平記・三三〉
[派生]こどくさ[名]
[類語]ひとりぼっち・ひとり・単独・単身・身み一つ・紅一点・孤立・人っ子一人・一人天下・孤高・物寂しい・さびしい・さみしい・心うら寂しい・心こころ寂しい・侘わびしい・人恋しい・孤愁・人懐かしい・物恋しい・小寂しい・哀感・寂寥せきりょう・寂寞せきばく・寂寞じゃくまく・索漠・落莫らくばく・蕭然しょうぜん・蕭蕭しょうしょう・蕭条しょうじょう・蕭殺しょうさつ・寥寥りょうりょう・徒然つれづれ・徒然とぜん・すがれる・うらぶれる・寂れる・しみじみ・たそがれ・萎靡いび・愁い・さむざむ・センチメンタル・落日・廃れる・心うら悲しい・しんみり・むせぶ・哀愁・悲愁・憂愁・物悲しい・衰勢・物哀れ・落ちぶれる・物思わしい・切ない・衰退・衰残・哀切・諦観・春愁・幽愁・秋風索漠・愁思・秋思・愁然・衰亡・盛者必衰・やるせない・びんびん・切切せつせつ・痛切・切実・深刻・ひしひし・つくづく・じいん・心から・切せつ・苦しい・辛い・たまらない・やり切れない・憂うい・堪えがたい・しんどい・苦痛・悲しい・痛ましい・哀れ・悲愴ひそう・悲痛・悲傷・沈痛・もの憂い・断腸の思い・胸を痛める・胸が痛む・胸が塞がる・忍び難い・忍びない・見るに忍びない・見るに堪えない・けだるい・アンニュイ・胸が裂ける・胸が張り裂ける・胸がつかえる・胸が潰れる・胸がつまる・気を揉む・重苦しい・滅入る・気遣わしい・塞ぐ・塞ぎ込む・消沈・しょげる・しょげ返る・沈む・憂鬱・沈鬱・メランコリー・鬱・気鬱・気塞ぎ・鬱鬱・陰鬱・暗鬱・鬱屈・鬱結・鬱気うっき・鬱悶うつもん・鬱積・抑鬱・憂さ・鬱陶しい・悶悶もんもん・息苦しい・胸苦しい・悩ましい・憂うれい・有り難迷惑・不如意・惨憺さんたん・骨身にこたえる・骨身に沁しみる・遣る方ない・居ても立っても居られない・矢も盾たてもたまらない・哀惜・感傷的・胸が締め付けられる・身を切る

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精選版 日本国語大辞典 「孤独」の意味・読み・例文・類語

こ‐どく【孤独】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① みなしごと、年とって子どものないひとりもの。また、身寄りのない者。ひとりぼっち。ひとりびと。
    1. [初出の実例]「又賜下畿内百姓年八十以上及孤独不レ能二自存一者衣服食物上」(出典:続日本紀‐和銅四年(711)一一月壬辰)
    2. 「法流相続の門弟一人も無く孤独(コドク)衰窮の身と成り」(出典:太平記(14C後)一二)
    3. [その他の文献]〔礼記‐楽記〕
  3. ② ( 形動 ) 精神的なよりどころとなる人、心の通じあう人などがなく、さびしいこと。また、そのようなさま。
    1. [初出の実例]「可惜(あたら)お前の妙技も世に知られないで、孤独(コドク)飄零」(出典:恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉八)
    2. 「『貴様、か?』と、妙に孤独な感じで、その人は呟いた」(出典:帰郷(1948)〈大仏次郎〉無名氏)

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普及版 字通 「孤独」の読み・字形・画数・意味

【孤独】こどく

みなしごと、子のない老人。〔礼記、礼運〕大の行はるるや、天下をと爲す。~故に人、獨り其の親を親とせず、獨り其の子を子とせず、~矜寡(くわんくわ)獨廢疾のをして、皆ふらしむ。

字通「孤」の項目を見る。

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世界大百科事典(旧版)内の孤独の言及

【ゴンゴラ】より

…しばしば首都の文人・宮廷人と接触,エスピノサ編《名詩人選》(1605)にソネットなど十数編を採用されて名声を得たが,宮廷入りには至らず,失望してコルドバに隠棲した(1609)。この時期初めて詩作に専念し,神話を題材とした描写詩《ポリフェモとガラテアの物語》(1613),《孤独》(1613‐14)などの長編詩に独自の境地を開いた。現存する作品は戯曲2編を除きすべて詩である。…

※「孤独」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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