精選版 日本国語大辞典「孤独」の解説
こ‐どく【孤独】
〘名〙
※続日本紀‐和銅四年(711)一一月壬辰「又賜下畿内百姓年八十以上及孤独不レ能二自存一者衣服食物上」
※太平記(14C後)一二「法流相続の門弟一人も無く孤独(コドク)衰窮の身と成り」 〔礼記‐楽記〕
② (形動) 精神的なよりどころとなる人、心の通じあう人などがなく、さびしいこと。また、そのようなさま。
※恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉八「可惜(あたら)お前の妙技も世に知られないで、孤独(コドク)飄零」
※帰郷(1948)〈大仏次郎〉無名氏「『貴様、か?』と、妙に孤独な感じで、その人は呟いた」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報