累進変形作用(読み)るいしんへんけいさよう

最新 地学事典 「累進変形作用」の解説

るいしんへんけいさよう
累進変形作用

progressive deformation

変形の最終的な歪み形態(有限歪み,finite strain)は,無数の変形増分(無限小歪み,infinitesimal strain)が重ね合わせられた結果,形成されたとみることができるが,この非変形状態から有限歪みに至る一連の変形過程(変形履歴,deformation path)を累進変形作用と呼ぶ。例えば平面歪みの場合,一つの有限歪みに至る累進変形作用として,累進純剪断(progressive pure shear)と累進単純剪断(progressive simple shear)という二つのまったく異なる変形履歴が可能となる。一般に岩石中の変形構造は,有限歪みばかりか累進変形作用にも依存している。地層伸長短縮の履歴は,褶曲ブーディン構造重複(例えばfolded boudins)として反映され,また剛体回転成分を伴う累進変形作用によっては,さまざまなスケールの非対称構造(例えば非対称プレッシャーシャドー)が岩石中に形成される。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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