20世紀日本人名事典 「細川芳之助」の解説 細川 芳之助ホソカワ ヨシノスケ 明治〜昭和期の浄瑠璃研究家 生年明治14(1881)年7月23日 没年昭和39(1964)年1月23日 出生地京都市上京区寺町本能寺 本名細川 景正 別名別号=花紅 経歴古書商の次男として生まれるが、細川活版所を興した叔父芳之助の養嗣子となり、相続襲名した。紅葉主宰の東京写友会に参加。明治38年島崎藤村、国木田独歩らの後援のもとに左久良書房を設立し、41年経営を他に譲るまで「芸苑」「海国」「新文芸」などの雑誌の他、独歩「運命」、鏡花「高野聖」などを刊行。自らも花紅の名で写真紀行文集「影」「うぶ声」「茂志保艸」を刊行した。また浄瑠璃研究家としても知られる。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by