細胞株(読み)サイボウカブ

デジタル大辞泉 「細胞株」の意味・読み・例文・類語

さいぼう‐かぶ〔サイバウ‐〕【細胞株】

生体から単離した細胞や、遺伝子などに何らかの手を加えた細胞が、一定性質を保ったまま、長期間にわたって安定的に増殖・培養できる状態になったもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の細胞株の言及

【培養】より

…この方法は細胞レベルでの分化,発癌のしくみ,物質代謝,老化などの研究に用いられる。継代培養が可能で性状の安定な細胞株や,単一細胞に由来するクローン細胞を用いると,遺伝的に均一な細胞での研究が可能である。細胞が培養器内で底面に接着し,細胞質をのばして増殖するのが単層培養monolayer cultureで,成熟した造血細胞以外の大部分の正常細胞はこの形式で増殖する。…

※「細胞株」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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