事典 日本の地域ブランド・名産品 「組子細工」の解説
組子細工[木工]
くみこざいく
安来市で製作されている。組子細工とは、釘などを使うことなく、切り込みやほぞを入れた細い板を手作業で組合せて精密な紋様を編み出していく伝統技法で、1700年代に開発された。三本の細い板を正確に組み合わせて正三角形をつくる三組手という技法が生まれたことで、表現方法や模様の数が飛躍的に増加し、現在その組み方や技法は200通り以上も伝えられている。主に鳥取県産日本杉を原材料として使用している。島根県ふるさと伝統工芸品。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報