経会(読み)キョウエ

精選版 日本国語大辞典 「経会」の意味・読み・例文・類語

きょう‐えキャウヱ【経会】

  1. 〘 名詞 〙 一切経を供養する法会。経供養。一切経会。
    1. [初出の実例]「なか二にちおん逗留あって、経会舞楽おこなはれけり」(出典:平家物語(13C前)四)

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世界大百科事典(旧版)内の経会の言及

【一切経会】より

…日本では673年(天武2)3月,初めて飛鳥川原寺で一切経を書写せしめたが(《日本書紀》),これを完成し供養したかどうかはあきらかでない。一切経会が文献に出るのは《初例抄》や《濫觴抄》の1069年(延久1)で,宇治一切経会または平等院一切経会とよばれるものである。すなわち宇治関白頼通が平等院ではじめたもので,《濫觴抄》には同年2月29日におこなわれ,のちに3月になったとあるから,桜の花の季節の華麗な法会であった。…

※「経会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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