絨毛心(読み)じゅうもうしん(その他表記)cor villosum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「絨毛心」の意味・わかりやすい解説

絨毛心
じゅうもうしん
cor villosum

心臓を包む心嚢炎症が起り,線維素が析出して心嚢内壁,心外膜壁に粗毛状の構造が生じるため,心外膜全体に絨毛が生えたようにみえるものをいう。尿毒症,細菌感染,癌の心嚢転移によって起る。線維素が吸収されずに残るとガラス化することもある。聴診すると摩擦音が聞える。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む