図書館情報学用語辞典 第5版 「統一タイトル」の解説 統一タイトル “ある著作がさまざまなタイトルで刊行される場合,統一された著作名のもとに目録記入を目録中の一か所に集中するために用いる”(『日本目録規則1987年版改訂3版』第26章).あるいは,“1.目録法上の目的のために,著作を識別するための特定タイトル.2.ある著作の標目を,異なる著作の標目から区別するために用いる特定タイトル”(『英米目録規則第2版日本語版』用語解説)と定義される.特に,無著者名古典,音楽作品,聖典は,同一著作がさまざまなタイトルで知られ,かつそれらが資料上に表示されている.表示されているタイトルを標目に用いるだけでは同一著作が目録ファイル中で分散してしまう.そのような同一著作の目録記入を目録ファイル中で集中させるために使用するのが統一タイトルである.RDAおよび『日本目録規則2018年版』では,著作の優先タイトルがこれに当たる.[参照項目] タイトル標目 | 統一標目 | 著作 出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報 Sponserd by