標目(読み)ヒョウモク(その他表記)heading

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デジタル大辞泉 「標目」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐もく〔ヘウ‐〕【標目】

目印。めあて。目標
目録目次
標題

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精選版 日本国語大辞典 「標目」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐もくヘウ‥【標目・摽目】

  1. 〘 名詞 〙
  2. めじるし。めあて。目標。
    1. [初出の実例]「徳義の標目にて、庸流には通ぜぬなり」(出典:十善法語(1775)二)
  3. 目録。目次。
    1. [初出の実例]「大千世界楽屋探標目(ヒャウモク)〈略〉序文標目口絵書入」(出典滑稽本・大千世界楽屋探(1817)標目)
  4. 標題。
    1. [初出の実例]「其中の標目既に目録に見ゆ」(出典:授業編(1783)凡例)

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図書館情報学用語辞典 第5版 「標目」の解説

標目

“書誌的記録を検索する手がかりとなるもので,目録記入冒頭に記載され,その排列位置を決定する第一要素.標目となるものには,タイトル,著者,件名および分類記号がある”(『日本目録規則1987年版改訂3版』用語解説).標目は,検索および排列の機能を果たすために,集中性,排他性,および排列性を条件として備えなければならない.同一著者によるものや同一主題のものを集中させるために,統制された統一標目を用い,同時に排他性を実現するために,同名異人に生没年などの付記事項を付加して区別を可能としたりしている.また,表意文字言語によるタイトル,著者,件名に関しては,排列が容易な片かなやローマ字で表記することにより,排列性を保証している.RDAおよび『日本目録規則2018年版』では標目という用語は用いず,アクセスポイントを使用している.標目とアクセスポイントは同義で用いられることも多いが,標目が一定の形式に整えたものを指すのに対して,アクセスポイントは各種のコード化情報,検索可能な記述中の出現語句などをも含めた,より広義の用語とする捉え方もある.

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普及版 字通 「標目」の読み・字形・画数・意味

【標目】ひようもく

あらまし。

字通「標」の項目を見る

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