絶対優位(読み)ぜったいゆうい(その他表記)absolute advantage

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「絶対優位」の意味・わかりやすい解説

絶対優位
ぜったいゆうい
absolute advantage

貿易理論によれば,各国が自国の得意とする分野に特化し,その商品と他国で生産された商品とを貿易することにより双方が国際分業による利益を得ることができるとされる。その場合,各国がどの分野に特化すべきかについては,2つの考え方がある。第1は,生産コストそのものに着目する考え方であり,他国に比べてコストが小さい場合にはその商品について絶対優位があるという。第2は,生産要素の存在量に着目する考え方である。たとえば,労働に比べ資本が豊富な国は資本集約的な財に比較優位 comparative advantageがあり,この財を生産し,労働が豊富な国の労働集約的な財と貿易することによって双方に利益が生じることになる。

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