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貿易理論 ぼうえきりろんinternational trade theory

世界大百科事典 第2版の解説

ぼうえきりろん【貿易理論 international trade theory】

貿易理論は国際経済理論の一分科であり,国際収支,とりわけ経常収支の均衡が維持されているという前提のもとで,各国の経常取引(一定期間中の財・サービスの売買および所得の移転)の構造がどのように決定されるか,またそれがいかなる厚生経済学的意義をもつかについて研究する領域である。これに対して,国際収支の均衡がいかにして達成されるかは,国際経済理論のもう一つの分科である国際金融理論の研究課題である。このような貿易理論と金融理論との仕切りはしばしば国際経済学の〈二分法dichotomy〉と呼ばれる。

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世界大百科事典内の貿易理論の言及

【国際経済学】より

…このような環境の差異,制度・政策の独自性などが国際取引の特殊性をもたらしている。 国際取引は生産された財・サービスの取引と生産要素の取引とに大きく分けることができるが,貿易理論は前者の取引に注目し,各国における生産・消費・貿易がどのように行われるかという国際間での資源配分を分析する。貿易理論は,19世紀初めのイギリスにおける貿易利益に関するD.リカードの比較生産費説(〈比較優位〉の項目を参照)にはじまり,その後,生産要素の賦存量の差異から貿易利益を唱える〈ヘクシャー=オリーンの理論〉により発展させられた。…

※「貿易理論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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