生産要素(読み)せいさんようそ

百科事典マイペディアの解説

生産要素【せいさんようそ】

企業が生産活動に投入する財貨・サービスの全体。〈第1次生産要素〉である労働資本土地をはじめ,原材料,企業者能力など。企業は一定生産技術もとでこれらを利用・変形して生産物を生み出すが,この生産要素と生産物との関係の数学的表現生産関数。また各生産要素の投入量に対する産出量の比率生産性という。

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デジタル大辞泉の解説

せいさん‐ようそ〔‐エウソ〕【生産要素】

生産を行うのに必要な要素。労働・土地・資本。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

生産要素
せいさんようそ
factors of production

生産活動の本源的な要素であって,一般に土地,資本,労働を生産の3要素という。労働が能動的な要素とすれば,土地,資本は受動的要素であり,後者生産手段と呼ぶ場合もある。また土地および労働は本源的生産要素であるのに対し,資本は人間によってつくられた「生産された生産手段」である。

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精選版 日本国語大辞典の解説

せいさん‐ようそ ‥エウソ【生産要素】

〘名〙 財の生産過程において使用される経済的資源。自然資源を代表する土地、生産された物的資源としての資本、人間資源としての労働の三つをさす。〔現代文化百科事典(1937)〕

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世界大百科事典 第2版の解説

せいさんようそ【生産要素 factor of production】

生産活動に投入される財貨・サービスの全体を表す。具体的には,労働,土地,資本,企業者能力,原材料などである。そのうち労働,土地,資本の三つは,短期的には供給量が一定であるから,とくに本源的生産要素(または第一次生産要素)と呼ばれる。一般的には,生産要素とは本源的生産要素の意味で用いられる。企業家は,一定の生産技術のもとでこの生産要素を利用・変形して生産物を産出する。この関係を数学的に表現したものが生産関数である。

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世界大百科事典内の生産要素の言及

【価格】より


[家計と企業]
 ここで対象とする社会の経済的意思決定主体は家計と企業に大別される。家計は,消費に関する意思決定の主体であると同時に,労働力,資本,土地という生産要素の所有者として,それら生産要素のサービス(以下では単に生産要素と略記)をどれだけ供給すべきかを決定する主体でもある。家計の経済行動は,その所有する生産要素を販売して貨幣収入を得,それを用いて種々の生産物(財とサービスの両方を含む)を購入し,消費活動にあてるという形をとる。…

【生産財】より

…財の区分上,人間が直接に消費する消費財と対をなす用語で,最終生産物である消費財の生産に用いられる財の総称。生産に投入されることから,生産要素と呼ばれることも多い。財の属性による分類ではないので,たとえば電力は,企業が消費財の生産に使用すれば生産財となり,消費者が使用すれば消費財となる。…

※「生産要素」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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