継続歯(読み)けいぞくし(その他表記)post crown

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「継続歯」の意味・わかりやすい解説

継続歯
けいぞくし
post crown

俗に継ぎ歯という。歯冠部だけが欠落した場合,歯を抜かずに歯根を保存し,人工歯冠に立てた釘をその根管内に挿入固定して,形と機能を回復させる治療法。材料には陶歯かレジン歯を用いる。審美的にすぐれているので,主として前歯部に応用される。本法の前提条件としては,歯根が強固であり,完全な根管治療がなされ,歯周組織が健全でなければならない。

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世界大百科事典(旧版)内の継続歯の言及

【入歯】より

…人工的な歯の総称で,義歯dentureともいう。金属冠などの冠をはじめ,継続歯(さし歯,つぎ歯),橋義歯(ブリッジ),部分床義歯(局部義歯),全部床義歯(総入歯,総義歯)など,すべてを含む。しかし一般的に入歯という言葉からは,主として取りはずしのできる部分床義歯や全部床義歯が連想される。…

※「継続歯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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