精選版 日本国語大辞典 「本法」の意味・読み・例文・類語 ほん‐ぽう‥パフ【本法】 〘 名詞 〙① ( 「ほんぼう」とも ) 基本的な法。中世の幕府法では、特に御成敗式目をさしていうことがある。[初出の実例]「雖レ為二先条法制一、近来如レ此之輩間有レ之、任二本法一可レ被二停止一之矣」(出典:内閣文庫本建武以来追加‐応永二九年(1422)七月二六日)② 荘園・寺社などの限られた地域・組織内で準拠するべき法。[初出の実例]「守二本法一不レ可二違乱一」(出典:近衛家本追加‐貞応二年(1223)七月六日)③ この法律。当該の法律。[初出の実例]「本法其他の法律に定むるものの外」(出典:民法(明治二九年)(1896)一七五条)④ 本式の方法。[初出の実例]「二世薫・麗子金太夫までは、候べく候も本法にかけり」(出典:評判記・色道大鏡(1678)九) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例