綴込(読み)とじこむ

精選版 日本国語大辞典 「綴込」の意味・読み・例文・類語

とじ‐こ・む とぢ‥【綴込】

〘他マ五(四)〙
① とじあわせる。とじて一つにまとめる。
破戒(1906)〈島崎藤村一四「まだ綴込みもせずに散乱した儘」
② とじたものの中に、あとからとじ入れる。
※小津桂窓宛馬琴書簡‐天保四年(1833)五月一日「かねて御頼の平妖伝跋文、稿案いたし、とち込れ候様に浄書いたし候」

とじ‐こみ とぢ‥【綴込】

〘名〙 とじこむこと。また、とじこんでひとまとまりにしたもの。
※妻(1908‐09)〈田山花袋一九原稿だの校正摺だの、雑誌の綴込だのが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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