原稿(読み)ゲンコウ

デジタル大辞泉 「原稿」の意味・読み・例文・類語

げん‐こう〔‐カウ〕【原稿】

印刷・公表するもののもとになる文章書画写真など。特に、その目的で文章を書いたもの。「原稿を執筆する」「原稿の締め切り」「写真原稿
演説講演などの草案。「原稿を棒読みする」
[類語]下書き草案草稿文案稿歌稿下図画稿

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精選版 日本国語大辞典 「原稿」の意味・読み・例文・類語

げん‐こう‥カウ【原稿】

  1. 〘 名詞 〙 印刷したり演説や講演など口頭で発表したりするもののもとになる文章。また、その文章を書いたもの。印刷のための書画、写真などを含むこともある。草稿。
    1. [初出の実例]「然ば御はなし申上候清朝興創事略御原稿本出来候分、態々御もたせ被下辱刮目拝見可仕候」(出典:吉田篁墩宛大田南畝書簡‐寛政九年(1797)四月一六日)
    2. 「原稿(ゲンカウ)さへ持てゆけば、直に引換にそれだけの代をよこすから」(出典当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙一二)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「原稿」の意味・わかりやすい解説

原稿
げんこう
copy

(1) 印刷,講演などのもとにするために作成した下書き。草稿。 (2) 転じて,印刷製版に用いる写真,絵画などをもさし,写真原稿,挿絵原稿などという。

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普及版 字通 「原稿」の読み・字形・画数・意味

【原稿】げんこう

下書きの文。

字通「原」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の原稿の言及

【出版】より

…また編集者は著者の執筆を励まし,支援する。こうして入手した原稿をもとに本を製作し,読者の反応を受けつつ成長する出版社の出版目録は,出版社にとって成果のすべてであり,その看板であり,財産である。
[原稿編集]
 入稿した原稿は印刷所に渡される前に,編集者によって整えられる。…

※「原稿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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