綿撒糸(読み)メンザンシ

デジタル大辞泉 「綿撒糸」の意味・読み・例文・類語

めん‐ざんし【綿×撒糸】

《「めんさっし(綿撒糸)」の慣用読み綿布の糸をほぐして薬液に浸したもの。手術後の傷口に用いた。解木綿ほつしもめん

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精選版 日本国語大辞典 「綿撒糸」の意味・読み・例文・類語

めん‐ざんし【綿撒糸】

  1. 〘 名詞 〙 外科医が傷口につめる、木綿をほぐして薬液に浸したもの。解木綿(ほつしもめん)
    1. [初出の実例]「是を貯ふるには小き硝子の平なる盤二つを取り〈略〉新鮮なる痘汁を海綿或は綿繖糸に染み込ませたるを其窪みたる中に納め」(出典:遁花秘訣(1820)牛痘汁を貯へる法)

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