外科医(読み)げかい

精選版 日本国語大辞典 「外科医」の意味・読み・例文・類語

げか‐い ゲクヮ‥【外科医】

〘名〙 外科専門とする医師外科医者
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉五「抑も昔より外科医未かくの如事を為ざりしに」

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デジタル大辞泉 「外科医」の意味・読み・例文・類語

げか‐い〔ゲクワ‐〕【外科医】

外科を専門とする医師。
[類語]医師医者医家ドクタードクトルホームドクター国手女医名医藪医者侍医主治医船医軍医学校医町医者開業医内科医眼科医目医者歯科医歯科医師歯医者獣医御典医

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の外科医の言及

【外科】より

…しかし,この時代から中世を通じて医術は内科的なものが主体で,それを僧侶のみが行い,不潔,不浄な血液や膿汁にまみれがちな処置は治療師(床屋や湯屋)にまかされていたため,外科的治療の進歩は長い間阻害されていた。今日でも理髪店の店頭にある,赤・青・白の表飾については,赤は動脈,青は静脈とし,白はリンパあるいは包帯を意味するなど諸説があるが,いずれにせよ外科医と理髪師との関係を示しており,当時の外科医の社会的地位の名残をとどめている。現代でも内科医はドクターdoctor,外科医はミスターMr.という称号で区別して呼ばれている。…

【床屋】より

…そうした床屋は,しだいに民衆の要望に応じて,創傷,やけど,骨折,ねんざ,脱臼などの治療を施すようになった。とくに中世のヨーロッパでは,大学出身の医者は手の技を卑しい仕事と考え外科的治療に携わらなかったので,床屋が外科医を兼ねることが定着した。また当時の修道士は,教会の規則で定期的に剃髪と瀉血(しやけつ)のために床屋に行くことが決められていた。…

※「外科医」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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