傷口(読み)キズグチ

デジタル大辞泉 「傷口」の意味・読み・例文・類語

きず‐ぐち【傷口/×疵口】

《「きずくち」とも》
皮膚破れ目裂け目。「―を縫う」
人に触れられたくない過去の過ち。「人の―に触れるような言い方」
物事のうまくいかない部分。「損失を取り返そうとして、かえって―を広げる」

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精選版 日本国語大辞典 「傷口」の意味・読み・例文・類語

きず‐ぐち【傷口・疵口】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「きずくち」とも )
  2. きずついたところ。皮膚にきずができているところ。
    1. [初出の実例]「きずを引はなして、能きず口(クチ)を合而」(出典三河物語(1626頃)一)
  3. ( 比喩的に用いて ) 人の欠点、過去のあやまちなどをいう。
    1. [初出の実例]「結婚なんかは、いざと云ふ間際になって飛んだ所に傷口が隠れて居るのを見出す事がある者だから」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉六)

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