総ぬ(読み)フサヌ

デジタル大辞泉 「総ぬ」の意味・読み・例文・類語

ふさ・ぬ【総ぬ】

[動ナ下二]たばねる。また、総合する。
花橘はなたちばな八房―・ねて」〈梁塵秘抄・二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 他動詞 実例

精選版 日本国語大辞典 「総ぬ」の意味・読み・例文・類語

ふさ・ぬ【総】

  1. 〘 他動詞 ナ行下二段活用 〙 集めてたばにする。まとめてくくる。たばねる。また、物事を総括する。総合する。
    1. [初出の実例]「労(いたは)しく総(フサネ)足すこと無かれ」(出典:南海寄帰内法伝平安後期点(1050頃)二)

総ぬの補助注記

下一段化した例として「総 フサ フサネル」が「伊呂波字類抄」に見える。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android