総右衛門(読み)そうえもん

精選版 日本国語大辞典 「総右衛門」の意味・読み・例文・類語

そう‐えもん‥ヱモン【総右衛門・惣右衛門】

  1. 〘 名詞 〙 「そうか(総嫁)」を男の人名に仮託していった語。
    1. [初出の実例]「初嶋 かほも様子も、よしとは、さだめがたし。風は惣右衛門のごとし」(出典:評判記・嶋原集(1655)梅之部)

総右衛門の補助注記

随筆・麓之色‐五」では「夜発は一名私料子といふ〈略〉江都にては夜多嫁といひ、京都にては惣嫁又は想衣紋といふ」と「想衣紋」の字を当てる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android