総嫁(読み)ソウカ

デジタル大辞泉 「総嫁」の意味・読み・例文・類語

そう‐か【総嫁/×惣嫁】

江戸時代上方かみがたで、街頭に立って客を引く最下級売春婦。そうよめ。

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精選版 日本国語大辞典 「総嫁」の意味・読み・例文・類語

そう‐か【総嫁・惣嫁】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、京坂地方で、路上で客を引く最下級の売春婦をいう語。夜鷹(よたか)総右衛門。そうよもん。そうよめ。
    1. [初出の実例]「所によりてかへべし、かみがたにてついころび、さうか、惣右衛門」(出典:随筆・吉原失墜(1674))
    2. 「舟入も広きめぐみの守護代り〈正友〉 四面にさうかの哥うたってくる〈松臼〉」(出典:俳諧・談林十百韻(1675)上)

そう‐よめ【総嫁・惣嫁】

  1. 〘 名詞 〙そうか(総嫁)浮世草子・好色訓蒙図彙(1686)〕

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