中国、江蘇(こうそ)省中部にある揚州(ようしゅう)市の市轄区。揚子江(ようすこう)の北岸に位置する。人口106万8800(2012)。秦(しん)代に広陵(こうりょう)県が置かれ、漢代に江都県に改められた。1994年に市制を施行したが、2011年揚州市の一区となった。通揚(つうよう)運河が横断し水路網が密である。区政府所在地は仙女(せんじょ)鎮で、米の集散地である。中華人民共和国成立後、区の南西境に江都水利センターが建設され、20万ヘクタールの農地を灌漑(かんがい)し冠水害を軽減した。建設業が産業の中心である。2012年開港の揚州泰州(たいしゅう)空港がある。
[林 和生・編集部 2017年2月16日]
…春秋時代には邗(かん)国が成立し,のちに呉に併合されたが,呉王夫差は北方へ通じる運河邗溝(かんこう)を開き,その拠点として邗城(現在の揚州市の北西)を築くなど,地域の開発の基礎をつくった。そののち楚が領有して広陵と改め,漢になって広陵県が置かれ,江都国(のち広陵国,ついで広陵郡)の治所となった。南北交通・江南経略の要衝としてここは特に重視され,漢王室の直轄地として親族が配されたが,要衝地としての性格は歴史を通じて変わらなかった。…
※「江都」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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