編磬(読み)へんけい

普及版 字通 「編磬」の読み・字形・画数・意味

【編磬】へんけい

十六枚一組の磬。〔文献通考、楽八、石の属〕元初め鎭、樂議を上(たてまつ)りて曰く、臣磬、皆官磬氏を以て法と爲すと。

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改訂新版 世界大百科事典 「編磬」の意味・わかりやすい解説

編磬 (へんけい)
biān qìng

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世界大百科事典(旧版)内の編磬の言及

【磬】より

…磬の形には半円形と〈へ〉の字形の2種があり,長さの比は2対1である。音高の異なるいくつかの磬を組み合わせて木の架(虡(きよ)または簨虡(しゆんきよ)という)につるしたものを〈編磬〉といい,殷代には磬が3枚のもの,周代にはすでに十数枚を木架に1列につるしたものも存在した。並べ方は16枚の磬を木架の上下2段に並べ,下段は右より左へ,上段は左より右へ順次半音ずつ高く並べる。…

【中国音楽】より

…打楽器には,木製雅楽器の(しゆく),(ぎよ),土製の缶(ふ)のほかに,石製の磬(けい),それと多様な青銅製の鐘(しよう),および各種太鼓の類があり,文献にも素材ばかりでなく,大きさ,用途,形態,組合せなどの異なる数多くの名称があげられていて,いかに古代中国人が打楽器を好んだかが分かる。鐘と磬は殷代後期に3個一組として,音高順にならべる編鐘,編磬の祖型ができ,周朝に入って(前12世紀)しだいに数を増した。とくに編鐘は鐘の中央部と脇の2ヵ所から3度関係の2音を出すことで,さらに音をふやし,基準音楽器と旋律打楽器をかねて,非常に重視された。…

※「編磬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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