…冑をぬいでいるときはこれを引き立て,その後ろを少し折り込んでかぶるので引立烏帽子ともいう。これは鉢巻をしたり,あるいは縁を塗り固め,きらめかしたものがあって,これを縁塗烏帽子(へんぬりえぼし∥へりぬりえぼし)といった(図)。
[塗り方]
烏帽子は初め絹紗類に漆を塗ったものであったから,自然に種々のしわができたが,のちに大高紙(おおたかがみ)などを塗り固めて張抜(はりぬき)にし,板木の型を押しだした。…
…冑をぬいでいるときはこれを引き立て,その後ろを少し折り込んでかぶるので引立烏帽子ともいう。これは鉢巻をしたり,あるいは縁を塗り固め,きらめかしたものがあって,これを縁塗烏帽子(へんぬりえぼし∥へりぬりえぼし)といった(図)。
[塗り方]
烏帽子は初め絹紗類に漆を塗ったものであったから,自然に種々のしわができたが,のちに大高紙(おおたかがみ)などを塗り固めて張抜(はりぬき)にし,板木の型を押しだした。…
※「縁塗烏帽子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...