縵面(読み)ナメ

デジタル大辞泉 「縵面」の意味・読み・例文・類語

なめ【×面】

銭の裏の、文字がなくて滑らかな面。〈書言字考節用集〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「縵面」の意味・読み・例文・類語

なめ【縵面】

  1. 〘 名詞 〙 銭の、文字が記されていないなめらかな面。銭の裏。⇔形(かた)[ 一 ]。〔書言字考節用集(1717)〕
    1. [初出の実例]「天下分めの晴勝負、南無博奕大明神、なめならつらの二を張ります、形なら戻りの六を張るハア」(出典:浄瑠璃・嫩㮤葉相生源氏(1773)五)

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