繰回し(読み)くりまわし

精選版 日本国語大辞典 「繰回し」の意味・読み・例文・類語

くり‐まわし‥まはし【繰回・繰廻】

  1. 〘 名詞 〙 金銭など、都合をつけてやりくりすること。やりくり。
    1. [初出の実例]「近来は別貿易の鉄物がいつもおそふ御出下さるるにより繰廻にいかふ迷惑の筋に成まするにより」(出典:隣語大方(18C後)九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の繰回しの言及

【和服】より

…したがって洗張り,染直し,寸法直しがきき着物から羽織やコート長じゅばんなどへ変えることも可能で帯も更生できるものもある。これをくりまわしといい,くふうと手間をかけて最後まで布を使いきる習慣があった。男の着物は対丈(ついたけ)といって着丈と身丈を同寸に仕立てて内揚をするが,子ども物は肩と腰とに外揚をして成長にあわせて調節する。…

※「繰回し」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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