罪なう(読み)つみなう

精選版 日本国語大辞典 「罪なう」の意味・読み・例文・類語

つみ‐な・う ‥なふ【罪なう】

[1] 〘他ハ四〙 (「なう」は接尾語) 罪に処する。処罰する。罪する。
書紀(720)神代下(鴨脚本訓)「是に、二の神、諸の不順(まつろ)はぬ鬼神(かむたち)を誅(ツミナフ)て」
[2] 〘他ハ下二〙 (一)に同じ。一説に、(一)よりも使役性が強く、罪に服させるの意とも。
※書紀(720)崇神一〇年九月(北野本訓)「故(かれ)義兵(ことはりのつはもの)を挙(あ)げて汝(いまし)が逆(さか)うるを討(ツミナヘ)むと欲す」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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