置き旧す(読み)オキフルス

デジタル大辞泉 「置き旧す」の意味・読み・例文・類語

おき‐ふる・す【置き旧す】

[動サ変]使わないでおいて、古くする。打ち捨てておいて、長い時間がたつ。
「おしてる難波菅笠―・し後はが着む笠ならなくに」〈・二八一九〉

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関連語 他動詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「置き旧す」の意味・読み・例文・類語

おき‐ふる・す【置旧】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 品物を置いたままにして、古くする。使わないで、時がたつ。
    1. [初出の実例]「おし照る難波菅笠(なにはすがかさ)置古之(おきふるシ)後は誰が着む笠ならなくに」(出典万葉集(8C後)一一・二八一九)

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