群鳥の(読み)ムラドリノ

デジタル大辞泉 「群鳥の」の意味・読み・例文・類語

むらどり‐の【群鳥の】

[枕]群鳥が、朝ねぐらを飛び立つところから、「むら立つ」「朝つ」「立つ」などにかかる。
「―群立ちなば」〈・一七八五〉
「―立ちにしわが名」〈古今・恋三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「群鳥の」の意味・読み・例文・類語

むらとり‐の【群鳥の】

  1. 群れ集まった鳥が朝いっせいに飛び立つところから、「群(む)れ往(い)ぬ」「朝立つ」「出で立つ」「立つ」などにかかる。
    1. [初出の実例]「牟良登理能(ムラトリノ) 我が群(む)れ往(い)なば 引け鳥の 我が引け往なば」(出典古事記(712)上・歌謡)

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