羽が生える(読み)はねがはえる

精選版 日本国語大辞典 「羽が生える」の意味・読み・例文・類語

はね【羽】 が 生(は)える

  1. 値段が高くなる。
    1. [初出の実例]「包むにも五雲子流の七の尻〈亀成〉 砂糖の直段羽がはえたり〈米仲〉」(出典:俳諧・江戸新八百韻(1756))
  2. 威勢が加わる。格が上る。
    1. [初出の実例]「盗人に羽のはへたる大どろめ」(出典:雑俳・長ふくべ(1731))
  3. 商品がよく売れる。
    1. [初出の実例]「けしからず浪音高し相場物〈盛重〉 此鮮鯛にはねがはへたか〈近利〉」(出典:俳諧・尾陽鳴海俳諧喚続集(1679)西鶴点)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android