威勢(読み)イセイ

デジタル大辞泉 「威勢」の意味・読み・例文・類語

い‐せい〔ヰ‐〕【威勢】

人を恐れ従わせる力。「権力者威勢に恐れをなす」
言語動作活気があること。意気の盛んなこと。「威勢のいい声」「一杯飲んで威勢をつける」
[類語]勢力威力権勢権力実権勢い猛威暴威景気元気活気生気精気神気鋭気壮気覇気活力精力気力血気

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精選版 日本国語大辞典 「威勢」の意味・読み・例文・類語

い‐せいヰ‥【威勢】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 人を威圧する力。はげしいいきおい。また、権力をふるって威圧すること。
    1. [初出の実例]「王、輪法の威勢にて、鉄のあみをすき、いくさをおこして、海にむかひて龍王をせめ給に」(出典:法華修法一百座聞書抄(1110)六月一九日)
    2. 「桓温が政をとっていせいして殷を尚書の官にして用のことにつかわうと思て状をかいてやったぞ」(出典:玉塵抄(1563)二八)
  3. ( 多く「威勢がよい(ある)」などの形で用いる ) 意気のさかんなようす。活気のあるさま。元気。
    1. [初出の実例]「此年長尾伊賢、此郡を武州へとをり威勢を取らるる也」(出典:勝山記‐永正八年(1511))
    2. 「石段の立(たて)は威勢(イセヘ)が能(いい)っちゃアねへヨ」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)前)

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普及版 字通 「威勢」の読み・字形・画数・意味

【威勢】い(ゐ)せい

威光と勢力。たけき勢い。〔韓非子、外説右下〕人たるを操(と)らざれば、則ち威勢輕くして、臣、名を擅(ほしいまま)にす。

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