羽黒庄(読み)はぐろのしよう

日本歴史地名大系 「羽黒庄」の解説

羽黒庄
はぐろのしよう

現犬山市の西部、羽黒辺りか。一三世紀半ば頃と推定される渋谷定心所領注文(薩摩寺尾家文書)に「五郎坊定心知行分所領(等カ)」として「一所 尾張国羽黒庄内中津留村」とみえる。中津留村は現在地不詳。

室町期には、年未詳の諸国御料所方御支証目録(内閣文庫蔵)に「一尾張国入鹿 羽黒 今枝 御教書一通」とみえ、羽黒の地に室町幕府御料所が置かれている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android