翅脈(読み)シミャク

大辞林 第三版の解説

しみゃく【翅脈】

昆虫類の翅はねに見られる分岐した条脈。中空のキチン膜からなり、翅の補強に役立つほか、体液が流れ、気管や神経が分布して代謝をつかさどる。また、分類学上の重要な目安となる。

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精選版 日本国語大辞典の解説

し‐みゃく【翅脈】

〘名〙 昆虫の翅(はね)にみられる脈。一般に血管状に分岐し、厚いキチン膜からなるので翅の補強に役立つ。翅脈の分布形式(翅脈相)は昆虫の種類によって異なり、分類学・系統学上の標徴として重要視される。〔日本昆虫学(1898)〕

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世界大百科事典内の翅脈の言及

【昆虫】より

…翅は発育後期まで胸部の囊状突起としてとどまり,不完全変態類では外から認められるが,完全変態類では皮膚下に潜んでいる。成虫になるとともに伸長し,それまで翅芽に酸素を供給していた内部の気管(後述)は,翅脈となって飛翔時に翅を支持する骨格の役を果たす。翅脈の配列は目から種までのすべての分類群の識別に重要な特徴として用いられ,さらに系統発生をさぐるうえでの重要な手がかりともなる。…

※「翅脈」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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