普及版 字通 「翊」の読み・字形・画数・意味
翊
11画
(異体字)
11画
[字訓] あくるひ・たすける
[説文解字]
[字形] 形声
声符は立(りつ)。立に位(い)・(翌)(よく)の声がある。立は位の初文。〔説文〕四上に「飛ぶ皃なり」とし、〔伝〕に輔翊(ほよく)・翼戴の意とする。卜文に字を昆虫が翅(はね)を畳んだ形に作り、後期の字には声符とみられる立を加えた形とし、また翌日の意を以て日を加えた字形となる。翌日は祭名、(ゆう)祭の後に行われるもので、のち明日の意となる。の古い形。輔翼の意は、翼と通用の義である。
[訓義]
1. まつりのひ、あとのまつり。
2. あくるひ。
3. 翼と通じ、たすける。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕翊 トブ・タスク・カザル 〔字鏡集〕翊 タスク・トブ・アガル・クハダツ・カザル・アヤカル・カサナル
[熟語]
翊衛▶・翊賛▶・翊日▶・翊戴▶・翊翊▶
[下接語]
匡翊・輔翊
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報