習はし物(読み)ナラワシモノ

デジタル大辞泉 「習はし物」の意味・読み・例文・類語

ならわし‐もの〔ならはし‐〕【習はし物】

習慣で身につけられるもの。慣れによってどうともなるもの。
「人の身も―をあはずしていざ試みむ恋ひや死ぬると」〈古今・恋一〉

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精選版 日本国語大辞典 「習はし物」の意味・読み・例文・類語

ならわし‐ものならはし‥【習物・慣物】

  1. 〘 名詞 〙 習慣となるもの。ならわしによってどのようにでもなるもの。
    1. [初出の実例]「人の身もならはしものをあはずしていざ心みんこひやしぬると〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)恋一・五一八)

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