翳し文句(読み)カザシモンク

デジタル大辞泉 「翳し文句」の意味・読み・例文・類語

かざし‐もんく【×翳し文句】

謡曲文句の中に忌みはばかるものがあるとき、その部分を他の文句にかえて謡うこと。また、その文句。祝言などで「高砂やこの浦舟に帆をあげて月もろともにで潮の」の「出で潮の」の部分を「入り潮の」と謡いかえる類。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android