老僭王

デジタル大辞泉プラス 「老僭王」の解説

老僭王

《The Old Pretender》イングランド王、ジェームズ2世の子、ジェームズ・フランシス・エドワード・ステュワート(1688~1766年)の異名

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の老僭王の言及

【ジャコバイト】より

…また地理的には,スコットランド高地地方がジャコバイトの最有力地盤であった。トーリー党政治家たちの間にも,王位世襲の原則を逸脱し,君主に対する臣下の抵抗権を事実上発動させた名誉革命を是認できない者がおり,彼らがジャコバイトないしはその同調者となって,1701年のジェームズ2世の没後も,息子のジェームズ・フランシス・エドワード(イギリス史上老僭王と呼ばれる)とひそかに接触を保った。しかしながら,ジェームズ2世や老僭王がカトリック教を信奉し続けたこと,またルイ14世治下のフランスの助けをかりて復位を企てたことが,ジャコバイト勢力の拡大を阻む要因となった。…

※「老僭王」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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