耳果報(読み)みみかほう

精選版 日本国語大辞典 「耳果報」の意味・読み・例文・類語

みみ‐かほう‥クヮホウ【耳果報】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 福相の耳を持つ果報。耳が大きいとよいめぐり合わせを得るということ。
    1. [初出の実例]「耳が大きい故、耳果報(みみぐゎほう)があって」(出典歌舞伎傾城浅間嶽(1698)上)
  3. 嬉しいことを聞く喜び。美しい声や音を聞くことができる幸せ。
    1. [初出の実例]「鶯を冬からきくや耳果報〈作者不知〉」(出典:俳諧・毛吹草(1638)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む