聞き付く(読み)キキツク

デジタル大辞泉 「聞き付く」の意味・読み・例文・類語

きき‐つ・く【聞き付く】

[動カ四]心ひかれて聞く。聞き入る。
「いと懐しげなるに―・きて」〈・薄雲〉
[動カ下二]ききつける」の文語形

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「聞き付く」の意味・読み・例文・類語

きき‐つ・く【聞付】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 しみじみと耳を傾ける。聞き入る。
    1. [初出の実例]「心もえず思ひけるほどに、物の音にききついて立てるに」(出典:源氏物語(1001‐14頃)末摘花)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙ききつける(聞付)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android