聞伝(読み)ききづて

精選版 日本国語大辞典 「聞伝」の意味・読み・例文・類語

きき‐づて【聞伝】

  1. 〘 名詞 〙 「ききづたえ(聞伝)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「後から聞き伝てのそれによると、驚くべし、スターリンは〈略〉むしろ日本に厚意的な手をさし伸べてゐたものと云ふのだ」(出典:遅過ぎた日記(1954)〈長与善郎〉占領後の世相)

きき‐づたえ‥づたへ【聞伝】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ききつたえ」とも ) 直接でなく、人づてに聞くこと。伝聞すること。また、その事柄。いい伝え。ききづて。
    1. [初出の実例]「諸国にかがむ源氏共、聞き伝へにもおどしをくれ」(出典:浄瑠璃・平家女護島(1719)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android