精選版 日本国語大辞典 「聞伝」の意味・読み・例文・類語
きき‐づて【聞伝】
- 〘 名詞 〙 「ききづたえ(聞伝)」の変化した語。
- [初出の実例]「後から聞き伝てのそれによると、驚くべし、スターリンは〈略〉むしろ日本に厚意的な手をさし伸べてゐたものと云ふのだ」(出典:遅過ぎた日記(1954)〈長与善郎〉占領後の世相)
きき‐づたえ‥づたへ【聞伝】
- 〘 名詞 〙 ( 「ききつたえ」とも ) 直接でなく、人づてに聞くこと。伝聞すること。また、その事柄。いい伝え。ききづて。
- [初出の実例]「諸国にかがむ源氏共、聞き伝へにもおどしをくれ」(出典:浄瑠璃・平家女護島(1719)一)