精選版 日本国語大辞典 「聞咎」の意味・読み・例文・類語
きき‐とが・める【聞咎】
〘他マ下一〙 ききとが・む 〘他マ下二〙
① 人の話などを聞いて、その不正確な点、不都合な点などに気づいて変だと思う。また、さらにそれを問いただしたり、非難したりする。
※枕(10C終)一六二「あな、あやし、いかなることをか聞えつる。さらにききとがめ給ふべきことなし」
※死の棘(1960)〈島尾敏雄〉「夫をトシオと呼んだことをききとがめて」
② 注意して聞く。聞いて心にとめる。
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