普及版 字通 「聶」の読み・字形・画数・意味
聶
18画
[字訓] ささやく
[説文解字]
[字形] 会意
三耳に従う。〔説文〕十二上に「耳に附けて私(ひそ)かに小語するなり」とあり、口部二上の(しゆう)字条に「聶語するなり」とみえる。もと擬声語であろう。攝(摂)と通用するときがある。
[訓義]
1. ささやく。
2. とる。
3. と通じ、ちぢむ、しわがよる。
[古辞書の訓]
〔立〕聶 ホノキク 〔字鏡集〕聶 ササヤク・ホノキク
[声系]
〔説文〕に聶声として躡・・懾・攝など六字を収める。数しげく、そわそわとするような状態をいう語である。
[語系]
聶・嵒niapは同声。嵒は〔説文〕二下に「多言なり」とあり、それを聞き入ることを聶という。また三上njiapも「多言なり」と訓する字で、同系の語。
[熟語]
聶許▶・聶聶▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報