肝膾を作る(読み)キモナマスヲツクル

デジタル大辞泉 「肝膾を作る」の意味・読み・例文・類語

肝膾きもなますつく・る

内臓を切り刻むほどの思いをする意》非常に心配する。気をもむ。
「―・り、かたづを飲める者もあり」〈盛衰記・四二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「肝膾を作る」の意味・読み・例文・類語

きもなます【肝膾】 を 作(つく)

  1. ( 内臓を切り刻むほどの思いをする意 ) ひどく心配する。心痛する。気をもむ。
    1. [初出の実例]「此の扇誰れか射よと仰せられんと、肝膾(キモナマス)を作り、難唾(かたづ)を飲まる者もあり」(出典源平盛衰記(14C前)四二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android