肥取(読み)こえとり

精選版 日本国語大辞典 「肥取」の意味・読み・例文・類語

こえ‐とり【肥取】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「こえどり」とも ) 便所大小便を汲み取ること。また、それを仕事としている人。こいとり。こやしとり。〔いろは字(1559)〕
    1. [初出の実例]「糞水流れ去て此汚水道に入り、担糞漢(コエトリ)を労することなし」(出典:西洋聞見録(1869‐71)〈村田文夫〉後)

こい‐とり【肥取】

  1. 〘 名詞 〙 「こえとり(肥取)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「こいとりの跡から行はきつい智恵」(出典:雑俳・川柳評万句合‐宝暦一三(1763)義四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む