肩を裾に結ぶ(読み)かたをすそにむすぶ

精選版 日本国語大辞典 「肩を裾に結ぶ」の意味・読み・例文・類語

かた【肩】 を 裾(すそ)に結(むす)

着物などを肩と裾とを取りちがえて着る。
謡曲百万(1423頃)「肩を結んで裾に下げ、裾を結びて肩にかけ、筵切れ菅薦の乱れ心ながら」
② なりふりかまわず働く。妻が夫のためにかいがいしくふるまうさまなどにいう。
浮世草子・庭訓染匂車(1716)四「男にほれてゐる女房の〈略〉肩を裾へむすんで、握り飯食てくらす日はあれど」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android